木質RH構法とは
木質RH構法(Reinforced Heavy-Timber Structure System)開発のきっかけは、1968年の十勝沖地震でした。
地震被害の体験を踏まえ、耐震性能が高く構造的な安全性が保証できる構法(木質ラーメン構法)の開発がなされました。 1994年に国土交通大臣の認定を取得し、現在に至るまで木質ラーメン構法は数々の建築物を生み出しています。
『地震大国』とよばれる日本では、地震対策の有無は家選びに欠かせない条件です。
さらに、地球温暖化対策として木造住宅は、鉄やコンクリートの住宅と比べて建設時に放出されるCO
2量が少ないことから、現在注目を集める建築構法といわれています。
木質RH構法は、柱、梁部材に大断面構造用集成材を使用し、柱、梁の接合部に穿孔して異形鉄筋を挿入したうえ接着剤(エポキシ樹脂)を孔の空隙に充填、硬化させることによって接合部を剛接合する木質ラーメン構造です。
柱脚部では、大断面構造用集成材の柱に鉄筋を挿入し、充填接着剤で固定した後、無収縮モルタルでコンクリート基礎との剛接合をおこないます。
これまでの木造建築の課題となっていた構造強度、耐火性、品質安定性などを大断面構造用集成材を用いることで解決するとともに、接合部を剛接合することで耐力壁や筋違のないシンプルで自由な建築空間(2方向ラーメン構造)を創り出すことが可能になります。